ミニ講演会 藤田司先生
公衆衛生委員会でミニ講演会をひらきました。
講師は 宮崎市木花中学校 教諭の藤田司先生です。
藤田先生は 29歳の時に癌を患い 抗がん剤や放射線治療をうけながら闘病されていました。
その時に 精神面と病気とは密接な関係があると気が付きます。
そして目標や夢を持つことの大切さも実感。
闘病中に『リフティング6000回』という目標を掲げ、なんとこれに成功します。
現在病気は完治。
平成22年、男性ではじめて育児休暇をとったり、小中高の子供たちに買い物から料理まですべてをさせる『弁当の日』を宮崎県に普及させた功労者であり先駆者でもあります。
(弁当の日の実施率は、全国で宮崎県が1位です)
このかたの自身の子育てもとてもユニークです。
小学生のお子さんに朝ごはんを毎朝作らせるのです。
料理って日常生活の中で最も身近なクリエイティブな行動だと思うんですね。
考える力が育つ子供になるんです。
だから3歳の子供に、マイ包丁を買ってあげ、料理させるわけ。
とにかく毎朝。そうすると味覚の発達、脳の発達、手先のトレーニング、食材に対する愛 兄弟と協力して作ることでの協調性などさまざまな能力が鍛えられるわけです。
家にテレビはないっておっしゃってたかなあ。(テレビより面白いことがあると教育しているんだそうです)
お金をかけるべきところにはお金をかける。
お子さんが書いた絵を画材屋さんにもっていきなんと額装をしたそうです。
額装するのって何万もかかりますよね。
画材屋さんは「親ばかだって」思っただろうなって最初は恥ずかしかったらしいのですが、これが正解。
額装まですると、子供がめちゃくちゃ絵をかくのに一生懸命になりどんどん上達していったんだそうです。
そして近年では全国レベルの賞をもらえるにまでなったらしいのです。
すごいですね。
小学1年生の絵とは思えない↓
これ3年生の絵
手の書き方が秀逸↓
そしてまた、相談事があったら一流のひとにあいに行かせるんだそうです。
多くの親は、子供がプロ野球選手になりたい!とか、歌手になりたいといったとき「無理だ!」と否定します。
でもその親も経験したことがないので、なり方がわからないのです。
だから夢があるなら、一流の人に会いに行かせて、その人の話を聞かせるのです。
無理だと否定したりすることで、子供はやる気をなくします。
人間は生まれてきたときは、全員やる気にみちあふれ、できると信じているのです。
生まれたばかりの赤ちゃんで、ハイハイしたり、つかまり立ちしようとするときに「どうせ俺なんて・・・」とあきらめてかかる子なんてひとりもいません。
こどものやる気をなくさせるのは、周囲の大人たちなのです。
うちはまだ子供が5歳なので、まだまだ親の意識次第で、よくもわるくも育ち方がかわります。
藤田先生の講演は、とてもこころに突き刺さるお話でした。
・・・で打ち上げ
プリン体 うーん額装したい💛
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