宮崎インプラント研究会
21日火曜日は宮崎インプラント研究会(略称MIRG)の定例会でした。MIRGは月1回第3火曜日、20:00から11:00ごろまで、宮崎市内の歯科研修センターで行われます。
会員数はかなり多くて、診療終了後、わざわざ車で1時間くらいかけていらっしゃる先生もいます。3時間くらいで毎回会員のうち3名が、症例の発表を行います。
宮崎は田舎です。でもこのMIRGは決してレベルの低いちっぽけなスタディーグループではありません。
主催のM先生は勿論、若い先生方の発表もすばらしいものが多いんです。この会に出席すると毎回「俺もまだまだ勉強がたりないな」と反省するばかり。
私はこのほかに、月に2~3回、研修会に参加します。でも勉強熱心な先生の中には、毎週土日をつかって勉強している方もいます。
月に2~3回でも体力的、金銭的に大変なんですが、そういう先生は本当にすごい!!
ある先生は「子供のイベントにも参加せず、歯科のセミナーばかりいっていて、家庭が崩壊しそうだ!奥さんの目が恐い」と苦笑していました。
ただ、歯科医療(医療全般)は日進月歩、常に進化しています。最新技術として発表されたものが、わずか数ヵ月後には良くないものとして消えていくなんてことはざらにあります。我々は昨日より今日、今日より明日、常に最新の情報、技術を得て、取捨選択し最良の方法を患者さんに提供できる努力をしなければならないんです。
セミナーや同業者の交流会(歯科医師会や若しゃん会など)、または異業種の方との勉強会など、毎週のように行われています。確かに勉強熱心な先生ほど、各家庭でのイベントや家庭サービス(家庭サービスという言い方は奥様方に失礼な言い方ですが、他の言葉が見つかりませんのであしからず)が、おざなりになっていってしまうんですが、歯科医のご家族の皆様、どうぞご理解くださいませ。(笑)
写真はピエゾサージェリーという器械です。歯科での外科処置で骨は削れるけど、軟組織(歯ぐきなど)は切れない構造の超音波の切削器です。不思議だと思いませんか?指に直接あてても指は全く切れないのに、骨に直接あてると骨は削れるんです。この写真・・・卵の殻におしあてると殻は削れるんですが、中の薄皮は削れないんです。すごい。
もしかしたらこの技術、脳の手術にも使えるかもですね。(使っているのかもしれませんが)。
脳の手術をするのに頭蓋骨をこれで削っていっても、脳には傷がつかない・・・・とか。どうなんでしょうね。
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