そうだ、天草へ行こう!①
「イルカ見に行こうか!」
嫁は前々から「イルカと触れ合いたい」(イルカと一緒に泳ぐのが夢)といっていました。
『家族サービス』という言葉は奥様がたから反感をかうのでそういう趣旨ではありません。(表向きは・・・汗)思いつきで天草に行ってきました。
弟から電話で「先週も熊本いってたやろ!」と言われたんですが、これも土日高速1000円様のおかげ。これがなかったら思いつきもしなかったでしょう。まあ無料になる前にETC設置費用の元をとろう、という考えです。政府の思惑通り、移動をすることで、経済を活性化しようと、末端から日本経済に協力しているわけです。えらい小坂家(笑)
本当は1月2月3月と、3ヶ月連続で東京で歯科研修にいく予定なので、前もってその埋め合わせをしているんですね。(汗)
恥ずかしながら天草は雲仙や島原と同じ場所だと思っていました。そして九州に生まれて41年、まだ見ぬ地、天草に初めて今回訪れることになったのです。
九州本土から天草をつなぐ5つの橋をとおると、宮崎とはまた違った別世界の海。仙台の日本三景、松島に似ています。 約4時間の道中も忘れるような、すばらしい景色がむかえてくれました。
そもそも天草にいくことをオススメしてくれたのは、友人のTさん。彼女は以前旅行会社に勤めていて、今は某航空会社にでカウンター業務をしています。ワインとグルメとオペラ、旅行、そして韓流をこよなく愛する女性で、仲間からはチェジウとよばれています。
彼女から「天草はいいわよー、すごくおいしい御寿司やさんがあるからいってみなさい!」ともう随分前からいわれていました。
御寿司かー、もう随分いってないなあ。
嫁にはイルカといったものの、私の楽しみは実はそのい御寿司。あのグルメのチェジウが「おいしい!」と断言するお店とは???
天草で1泊するホテルは2食つき。となるとお寿司のチャンスは昼食しかない。助手席の嫁に予約の電話をいれてもらいました。すると、予約は厳しいらしく、並んでもいつはいれるかわからないので無理!という返事でした。どうやら人気店らしい。
すぐさまチェジウに連絡すると「ちょっとまってて、あたしが直接電話するから!」と力強い御言葉。
・・・・・数分後・・・・・
「チェジウ(仮名)の紹介とお店の人にいって並んで待っていて!」と指示がありました。入れることを淡く期待して。
到着すると12時半の開店時間前に駐車場がいっぱい。待つ覚悟でいました。
するとなんとすぐカウンターに通してくれたんです。これはチェジウ効果。ラッキー。
店構えからは想像がつかなかったんですが、カウンターの後ろの壁は赤の漆ぬりで、シックな大人の雰囲気。観光客が集まる料理屋さんというのは、当たりはずれが激しいものです。ところがネタケースをみてすぐにわかりました。「この店は間違いない!」と
まず最初にでてきたのはウニ。1貫目がウニというのはめずらしい。しかも軍艦ではなくシャリにウニをそのままのせるスタイル。このタイプは握るのが難しいため、腕がよくないとくずれてしまいます。しかもここのお寿司はすべてしょう油をつけないでそのまま口にいれるスタイル。
黄金のウニを口にはこんだ瞬間、私たち夫婦二人は
「う、うまーーい」と目をつぶって、とろけてきえていくその1貫に幸せを感じたのでした。本当は写真をとってブログにのせたかったんですが、無理をいっていれていただいた分、写真をとっておこられてしまっては、もうしわけがたちません。ここは食に集中することにしました。
その後イカ、タイ、アワビ、トロ、海老、えんがわ、などなど10数種類を食べさせていただきました。最後のアナゴはうすくバター(たぶん)が塗ってあり、それを香ばしくバーナーであぶっていたようです。これがまた絶妙!もう本当に満足しました。
悪い貧乏癖で東京なら1人30000円といった皮算用をしてしまったのですが、ここではお任せコースで
約3700円。
途中観光客や一見らしき客がなんどもおとずれていましたが、すべてお断りをされていました。あとからしったのですが、ここは雑誌で日本3大寿司 と掲載されたこともある有名店だったんです。
『奴寿司』さん
チェジウ効果がなければ、おそらく入れなかったお店でした。(よく有名なお店の場合、大将や女将が威張っているところも少なくないですが、ここの大将は気さく腰の低いとてもいい方でした)
そんなに期待していなかったチェジウ効果(失礼)、天草に到着するやいなや絶大な効果を発揮して旅がはじまったのです。
実は昔はまだそこまで有名ではなかった同店を、チェジウが雑誌などでとりあげ、紹介してから一気にブレイクしたんだとか・・・。なるほど、チェジウ効果の意味も理解できる話。つづく
ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。