マーリー・・・ 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
昨日の診療後、帰宅し、シャワーを浴び夕食。
寝る前に1本DVD鑑賞。
題名は『マーリー・・・世界一おバカな犬が教えてくれたこと』
主人公が犬と出会い、自分の家族ができ、仕事や生活をとおして愛犬と妻子供たちのコミュニケーションを描いた映画。ハートフルコメディー。
最後の瞬間は結構感動して、泣きそう寸前でした。
私の実家には3年前まで、アイリッシュセッターという大型犬がいました。40キロくらいあったのかな!?ロングコートのチワワをでっかくしたような種類です。名前はアミーゴ。マーリーの名前はボブマーリーからとったんですが、アミーゴは何でだっけ?まあ友達という意味なんですが。アミーゴとマーリーの性格がそっくり。本当にバカ犬っていっていいらいいたずら好きの犬でした。リードにつけているときはおとなしいのに、はずしたとたん走り回って逃走したり・・・。
でも一度も人を噛んだことがなく、本当はすごく優しい性格でした。当時はめずらしかったので、散歩をしていると皆が話しかけてきて、「なんていう種類の犬ですか?」とか「かわいい!」ってほめてくれるんです。わが子をほめられるのと同じ気持ちになってわざと人のいる場所に散歩に行ったり・・・・(笑)
友人と一緒に海にアミーゴをつれていったとき、友人が「犬と散歩したい!」っていうんですね。なぜかと思ったんです。
理由はアミーゴをつれていたら若い女性からも声をかけられるからなんですね。(笑)(10年以上前の話)でもそのあとすぐ友人が血相かえて私のところへアミーゴと一緒にもどってきました。でれでれしてて、近くに本職の強おもてのグループがいるのに気がつかず、アミーゴがその方たちのところへじゃれていって、危うく大変なことになりそうだったらしく・・・。中学の同級生(けんちゃん)の話です。
最近では大型犬がはやらなく、うちの中でかえる小型犬が人気です。アミーゴは室内でかうにはあまりに大きすぎて、当然ながら外でかっていました。兄弟はみな県外にいましたし、父は他界していましたので、母とアミーゴの2人暮らし。何度かあまりにやんちゃすぎて、よそにあげようとしたことがあります。一度あげたときはそのうちであばれすぎて、「つれてかえってください」とたった1日でもどってきたこともあります。
小さいとき、一番かわいいさかりに、学校に半年くらいあずけて訓練させたんですが、芸はちっとも覚えず劣等生。当時月謝が月数万円かかったのに、トイレは決まったところでできないまま。ほんとうに劣等生でした。
当時私の実家は田舎だったので防犯面など、一人暮らしの母は眠れない時期が数年続きました。なんせセコムしてても異常が判明後、警備員さんが到着するのは20分以上かかる地区でしたから・・・・。汗
母を近くに住まわせるということを考え、安い一軒家やアパートを探しましたが、アミーゴをつれてこれる賃貸などなく、結局断念・・・。
あるとき、母からアミーゴが元気ないと電話。自宅に帰ってみると、アミーゴの毛の色はつやがなくなり、元気がありませんでした。そこでペットホテル付きの獣医さんにつれていくことにしまして、1時間かけて宮崎市内へ。
昔は車にのせてあげると頭を運転中の私のももにのせてくつろいでましたが、この時は車中でぐったり。到着後すぐもどしていたので随分きもちわるかったんだと思います。
しかしながら獣医さんがすごく親切な方でしたし、体調管理もしてもらえるので安心してその日はあずけました。
次の日の診療中、母から電話がありました。「アミーゴが瀕死の状態!」と。
昼の診療後昼休みにかけつけると、アミーゴは息をするのがやっとで大きい体をよこたわらせてくるしそうにしていました。獣医さんは、「もう楽にしてあげたほうがいい」と。
「しばらくご家族だけで・・・・」と先生がででいかれました。母と私、アミーゴをさすってさよならしました。約30分後、苦しまないように、注射をしていただいて・・・・・・・・・・・。(涙)
あのとき実家から動かさないでいたら、もう少し生きられたでしょうけど、無理につれていったのが死期をはやめた原因になったわけです。考えるとつらいんですが・・・。
結局アミーゴが死んで以来、母は実家に泊まることは1日もなく今は宮崎市内にすんでもらっています。1人暮らしだった母親にとってアミーゴがいることげどれだけ心強かったか。泥棒とも仲良くなりそうな性格でしたから、番犬の役目にはならなかったでしょうけど、私たち兄弟もアミーゴがいたから安心して実家をはなれることができたのかもしれません。
マーリーの映画をみてアミーゴのこと思いだしてしまいました。犬をかっているかたにはオススメです。
この写真の数週間後、天国に行っちゃいました↓犬って家族の一員ですよね。
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