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テレビ番組

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劇的ビフォアーアフターって番組みたことありますか?所さん司会でナレーションがサザエさんの声の番組。ひどい家にすんでいる方が、設計費以外を負担して匠といわれる建築士にリフォームしてもらう内容です。

私、インテリアとか建築とかをみるのが好きなので、あの番組時々みるんですが、どう変わるのか、単純にみるのは面白い番組だと思っています。(渡辺篤史の建物探訪も大好き)

ちなみにアクアの建築は、宮崎市内の一級建築士のTさん。歯科建築に関しては日本でもトップレベルのノウハウをもっている才能のある方です。センスもよく頭がいいので私の尊敬する人物です。

一級建築士ってすごいですよね。数学が嫌いな私にとって、緻密な数字が必要な設計の仕事は本当にすごいって思うんです。でもその建築士さんに資格のことをいったら、

Tさん:「一級建築士の資格って、足の裏の米粒っていうんですよ!」ですって。

私:「どういう意味ですか?」

Tさん:「とらないと気持ち悪いけど、とっても食えないから」

かなり難しい試験なのに、パスしても才能がないと飯がくえないんだそうです。

IQと芸術的センス、まさにすべてをもっていないと難しい御仕事ですね。(やっぱりすごい!)

・・・・で、ビフォーアフターのことを聞いたら、あの番組、業者泣かせだというんです。(あっこれは決して番組批判ではありません)

視聴者的にはボロな家を大胆に壊して、劇的にリフォームさせるので、面白いんですが、

まず

建築コストが安すぎる(あんな値段では無理らしい)

設計費用が入ってない(通常は建築費の8%~15%が相場))

大胆に壊しすぎている

ということなのです。→これは私の意見ではありません。建築関係の方は皆さんいいますねー。

あの番組をみてあんな風にしてくれ!という電話が各建築会社、設計会社にかかってくるんですが、当然無理なんだそうです。建築コストも設計料も宣伝費名目でかなりやすくされているためです。

劇的にみせるため柱を折ったり、壁をぶち抜いたりするんですが、構造上危ないんじゃないか?と思うケースがテレビをみてて多いんだそうです。

ちなみに解体前の現状の映像って、狭い御風呂に家族で入らされたり、押入れにしまってあるものなどをわざわざ出して、汚そうに見せるんですって。(裏情報)まあこれは演出としてご愛嬌でいいんですが・・・。(笑)

この番組にでてくる音楽は好きです。アクアに採用!↓    

  http://www.youtube.com/watch?v=r7ErNk-Sip0

なぜこんな話をするかと申しますと、歯科のことがテレビで放送されると、患者さんからのお問い合わせがあるんですね。『痛みを感じない方法』とか『麻酔の必要がなく削らないで虫歯をとる』とか、『画期的歯周病治療』とか・・・。 

 それが本当ならばいいんですが、眉唾の情報だったり、医学的根拠のないものであったりすることはかなり多いんです。本当に劇的な方法であればすべてのDRが同じことをやるはずなんですが、かならずしもそうではありません。いつのまにか「あれ、やっぱりダメだった!」なんてことも。

和田アキコの『ビューティーコロシアム』っていう番組、ご存知ですか?体系や顔にコンプレックスのある女性が美のカリスマと呼ばれる人たちによって改造されていく番組。

  

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髪の毛やメイク、ファッションも勿論ですが、この番組でなんといっても話題の中心となるのが、形成手術。目を二重にしたり、ヒアルロン酸注入などは当たり前で、時には鼻にシリコンをいれたり、骨きりをおこないます。

私は歯のことしかわかりませんので、それ以外に関してどうこういうつもりはありません。形成手術にかんしてもQuality of life のことを考えるのならば、かならずしも悪いことだとは思いません。

しかしながら、あの番組をみていると、どうも劇的ビフォーアフターの人間版みたいに感じるんですよ。

 

番組批判とか、あの歯科の先生を否定するつもりは全くありませんが、方法に関して一言もの申したい歯科医がたくさんいるだろうな!とは思います。上記した建築士さんのように。

そうはいっても、人を綺麗にして、幸せにしてあげれるのなら、すばらしいことだと思います。

歯をかえることで、人はかなり美しくなります。歯の綺麗さが、エルメスのバックやシャネルのスーツを超えることを日本人にはあまり精通していません。(ブランド批判でもありません。エルメスもシャネルも素敵です)アメリカで女性の美のアンケートをとると『歯の美しさ』は上位にかならずはいります。

私たちは人を美しくするのに本当に大切な役目をおっているとつくづく感じます。

 

 

 

 

 

 

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。