器械は正直やっちゃが!
「器械はウソをつかんと。正直やっちゃが!」とは宮崎弁で、器械はウソをつかない、器械は正直なんだ!という方言ですね。
これ私が子供のころ、近所の駄菓子やのおばちゃんがいってた言葉です。
知ってのとおり、私が子供のころの駄菓子屋というのは、子供にとって必要不可欠な存在でした。そこにいけばだれかに会えるし、お金の使い方をはじめて覚える場所でもありました。
少ない小遣いから10円20円のものをえらんで買っていました。30円のものは高いので、憧れの駄菓子。いつかはあの30円のイカ串をたっぷりたべてみたいと思ったものです。
お金くれない、何もかってくれない、で有名だったうちの母親は、少ないお小遣いの使い道を、小遣い帳につけるようにいっていました。
私の内容はほとんど駄菓子屋で
マメ
アメ
チョコレート
シール の繰り返し。
なんね、あんたの使い道は!といつも怒られていました。
話はもどりますが、よくいっていた駄菓子屋はジュースの販売機とか、ガチャガチャにお金をいれて、でてこないことが時々あったんですね。
・・・で「ででこんかった」とおばあちゃんにいうと、
「器械はウソをつかんと、器械は正直やっちゃが!」と本当に出てこなかったのに、無視されるんです。なんどもそういうことがあって、その理不尽さに負けてしまい、あきらめるんです。「ボクはウソをついてないのに!」と。
昔の器械はよくこわれていましたよね。テレビでもステレオでも。
・・・・・・で、最近開業以来かえていなかった同じ規格の電灯が毎日のように1本づつ寿命で点滅していくんです。3年以上使いましたから長持ちなんですが、本当にここ2ヶ月で10本くらい。
電灯には寿命○○年というのが、当然あるんですが、ほぼきっちりその寿命をおえていくんですね。
それをみて最近、なぜか駄菓子屋のおばあちゃんがいってたことを思い出しまして・・・。
「器械は正直やっちゃが!うそをつかんと!」と。
70年代の器械とは違って、21世紀の器械は正直です。昔の器械はウソばかりついていました。
電灯は器械?などという細かいことはつっこまないでください(笑)
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