筆談歯科医
ちょっと前に呼んだ本。
『筆談ホステス』
赤ちゃんのころの病気が原因で音を失った女性が、銀座でNO1になってがんばっているというお話。一般人が書いた本では、発行部数が桁違いの数字で、今年大ヒットしました。ドラマにもなるんですよね。
、おしゃべりなしで、ホステスさんが仕事をするのは絶対に無理だ!とほとんどの人が答えるでしょう。でも彼女は筆談によって多くのお客さんを癒して、成功しているんですね。
前半は耳が不自由なことでいじめられたり、ぐれたり、後半はホステスになってからお客とのやりとりなどがえがかれているんですね。そのなかで、筆談ならでは漢字をつかった教訓は、結構納得させられます。普段漢字を形としてしかとらえていない私たちは、漢字を分解すると、深い意味があることに気がつきます。
彼女なりのとらえかたがなかなか面白いので機会があったら読んでみてください。
本の内容的には佳作という感じかな。
・・・・で私ここ4日くらいほとんど声がでなかったんです。咽頭炎ですね。熱はなかったんですが、喉が痛く、声がガラガラ。声を発しようとすると、ニューハーフみたいな声になるんですね。
通っている患者さんや、友人なら「風邪ひいたんですか?」といってくれるんですが、はじめての患者さんは「何、この人????」という感じでびっくりするんですね。
だからといって説明なしにかってに治療するわけにもいきません。インフォームドコンセントですから。(説明して同意をえて治療を行うという言葉。医療では当たり前のこと)
なので人とやりとりするとき筆談で行ったりしていたんですが、本当に大変。たった4日でもすごく大変だったのに、25年間、音のない生活をし、銀座NO1になった彼女は本当にすごいと思います。
まあ、彼女の容姿が1流モデルなみの美人なのも、人気の1つなんですが・・・。(笑)
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