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子供と格差

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「お年玉いくらもらった?」

アクア歯科は結構子供の患者さんが多いんですが、上の質問、この時期こどもたちとコミュニケーションをとるためによく発するセリフ。・・・・・・・だったんですが、これってよくない質問なのかなあ?って最近思っているんです。

「サンタさん来た?何もらった?」っていうのも同じ。

私としては日常会話からはじめて恐くないように!という配慮のつもりなんですが、家庭はそれぞれ色々と事情があるんですよね。

一昨年、子供にサンタさんの話をしたら、隣にいたお母さんが26日に「サンタさん、まだ来てないんですよー、色々忙しくて・・・・」とおっしゃってたんですねー。(汗)

サンタさんという風習を嫌う親御さんがいても不思議ではないし、お子さんがほしがっているものではなく、別のものをあげないといけないケースもあるわけで・・・。

お年玉も家庭によって当然額が違っていて、子供はそれに対し多少なりともショックを受けるとか・・・。

運動会のかけっこは順位をつけない学校があるとききます。テストや通知表も段階評価するのに異論があったりするそうです。子供が格差を感じるような発言や行事が控えめになっているんですよね。

私が子供のころ当たり前だったことが、今はちょっとしたことでも、子供の心を傷つけてしまう時代なのかもしれない!って思って・・・これ大げさですかね。

ただ同級生よりお小遣いやお年玉が少ないことや、成績が点数化すること、かけっこの順位をつけることって子供なりに競争意識や格差意識をまなんでいく大切なことでもある気はします。

子供のときにその練習をしておかないと、大人になったときに訪れるであろう大波にたえられなくなりますから。

私が小学生で月(つき)300円の小遣いだったころ、近所のイノマタ君は1日(いちにち)50円でした。

母に賃上げ交渉を直訴しても

「よそはよそ、うちはうち、嫌ならイノマタ君ちの子になりなさい!」とたしなめたれていましたからね。(笑)

子供はそういうことで、社会を勉強しながら、大人になるものなんだ!って子供のいない私がいうのは、なんなんですが・・・。

そんなに気を使う必要ない、ととらえるか、何気ない一言が子供を傷つける、ととらえるか、どうなんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。