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アバター

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先日、超大作であり、次々に興行収入を塗り替えているという映画『アバター』をみてきました。

image[7].jpg映画をみていない人は上の写真みて「うわー、気持ち悪い人?だなあ」と思うかもしれません。私も気持ち悪いなあと思っていましたし、モンスターのでるファンタジー映画なのかと思っていました。

監督はジェームスキャメロン。『ターミネーター1.2』や『エイリアン2』、『タイタニック』の監督ですね。

それまで自身がタイタニックで持っていた興行収入記録を簡単に抜き去ったという話題作。

3Dでみてきました。いつ行っても満員だったので、今回は前の日から席を予約。(前日から席を予約したのは生まれてはじめて)約3時間の長編です。

出だしはエイリアンやジュラシックパークを思いだすような感じ。

でもこれ単にドタバタするSFアクションではなくて、深いメッセージを含んだ『SF感動ラブアクションストーリー』なんですね。たとえが長いな(笑)

ケビンコスナーの『ダンスウイズウルヴス』の未来版というコメントをしている方がいます。

かつて黒人やインディアンが(黒人やブラックという言い方はいいのかどうかわからない。今はアフリカ系アメリカ人とかいう風にもいいますよね。)が人間扱いされずその聖地をおかされ迫害されたり、奴隷にされたりした時代がありました。

倫理学か、人類学?哲学?の権威とされている歴史的人物(誰だったか忘れたので、教えてください)も当時、「黒人というものが、我々と同じ人間であるとはとうてい思えないだろう」と述べています。

そしていまだに人種、宗教が違うだけで世界各国で戦争が続いています。同じ人間だとわかっているこの時代でも。当然多くのまともな日本人なら、インド人もアメリカ人も中国人も、黒人も、白人もみな普通の人間だと理解しています。

しかし、数百年前に私たちが生まれていたらどうだったでしょうか?

将来宇宙旅行が可能になって、ある星に行ったとき、地球人とほぼ同じなんだけど、皮膚の色だけがアバターのように青の宇宙人がいたら、どういう風に接するんでしょうか?

同じ人間として関係を築くことができるんでしょうか?

こういうSF的な例えはおろかなことかもしれませんが、大航海時代に未開の土地にいった冒険家は、きっと、現代の我々にとって宇宙人と遭遇することと同じくらいの出来事だったんじゃないでしょうか?

この映画はSFをとおして、かつて人間がおかした、異人種への迫害や差別、環境破壊について深く投げかけている作品でした。映画が成功したら3部作として続編がつくられるというはなしでしたが、おそらく間違いないでしょう。

評価は☆☆☆☆         

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。