審美歯科セミナー② 折れない心
審美を勉強にいったのですから、審美のいい情報や技術をまなんだのはとうぜんです。
しかし南先生の講義はモチベーションのアップをさせていだだけるような、自己啓発の内容もおりこまれています。
どんな仕事でも何もしなくてもいい、ストレスゼロの職種なんてそうはありません。まあ潤沢な資金があってどんどん増えていく投資やオーナーであればそういうこともあるでしょうが・・・。
我々の歯科医という仕事でもしかりです。医療であっても患者さんがこなかったら、家族をやしなっていけませんし、患者さんが増えすぎると、多くをこなすのに体力がいります。
時々は「あーーーーーーーっ、疲れた!!」といいたくなるときも少なくありません。
それは歯科医師ならば皆そうだと思います。しかし南先生は前向きにストレスだと思わなければストレスにならない、疲れたといわないで「今日もがんばった!」といいなさい!と教えてくれました。
コースの最後には「みんなを感動させて最後の言葉にしましょう!」と感動的な言葉やDVDをみせてくれます。去年は片腕をうしないながらも、努力をして大リーガーになったピートのDVD.(内容は過去のブログで)
今回のDVDは「折れない心」という熱血先生の話でした。
菱田先生というある中学の先生。プロな格闘家でもあるんですが、その教え子に心を閉ざした男の子がいたんですね。
お父さんはリストラをきっかけにギャンブルにはまり、女性をつくって出て行ってしまいます。母親は4人の子供を1人で育てて・・・。
男の子はクラスでは誰ともほとんど口をきかず、夜遊びをし始め、不良の仲間入りをしかけます。
「なめられたくねー」と彼の言葉。
そんなとき菱田先生は彼を格闘技の練習にさそいます。そのうち夜遊びをやめ、格闘技に毎日通うようになり、熱中できるものができたんです。
菱田先生は決心したのです。34歳?というのは格闘家にとっては引退してもよい年齢なのですが、皆に背中を見せるために、もう一度リングにたつことを決めます。その日から過酷な練習がはじまりました。
かなりきつい減量のため練習中もフラフラ。コーチとのハードトレーニングで、先生は教え子の前でも涙を流しながらたえていました。その姿を男の子はそばでずってみていたんです。
そして試合。相手は21歳の有望株。普通に考えたら勝てるはずもありません。序盤から一方的に先生は殴られ続けました。ほとんど自分の攻撃は通じません。もうタオルが投入されるか、レフェリーストップがかかりそうな状態。
・・・・・・・でも先生はたおれません.見ている教え子のために、耐えて耐えて耐えて・・・・・
そしてもうだめか?とだれもが思った瞬間、先生の逆転パンチが相手のアゴにヒットしたんです。ぐらっとダウンする相手。その後ラッシュをかけた先生が2度目のダウンをうばい勝利したのです。
それをみていた男の子や、他の不登校の生徒たちは涙をながしながら歓喜にわいていました。
「先生マジすげー!、マジかっこいい!」って。
終了後みんなに「絶対におれちゃだめだ!」と生徒たちに強くいっていたのです。
男の子は卒業後とびの会社でまじめにはたらくことを決心しました。ウチでは御手伝いをし、みんなの食事をつくるようにさえなりました。
このビデオをみて私も涙を流しで感動しました。今思いだしてもちょっとウルッてきてしまうくらい。
人生には色々なことがあります。気持ちが 折れそうになることはだれにでもあります。でも絶対におれない!という強い気落ちをもっていれば、かならず未来には明るいなにかが待っているということですよね。
・・・・・・・・『折れない心』・・・・・・・
ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。