映画、テレビにみる歯科関係事柄(チャーリーとチョコレート工場)
人気NO1の俳優ジョニーデップが主演の映画『チャーリーとチョコレート工場』にも歯科医がでてきます。
ジョニーふんするチョコレート会社の社長ウィリーウォンカが、自社のチョコレートに5枚の当たりくじを入れて当たった子供たちをチョコレート工場に招待する話です。
ウィリーは子供のころ矯正していました。彼の父親は歯科医師だったのです。
アメリカで歯科医師というと、日本でのイメージとは少し(かなり?)違います。
『プリズンブレイク』でもいいましたが、あちらでは歯科医というのは結構頭がカチカチの、かたーいお仕事のように私には思えます。
それから、治療の様子を、まるで犯罪者を拷問する風景とリンクさせて、歯科医をサディストのように描いた映画もあります。(確かに、麻酔が効いていない状態で虫歯の治療をされたら拷問に近いと思いますけど・・・・汗)
日本と違い治療はすべて自費で、1本の虫歯の治療に数十万円もかかるアメリカの歯科医は、経済的に恵まれ、人気職業の一つでもあります。(ちなみに日本では、診療報酬の引き下げがあまりにもひどすぎて、例えばアメリカで20万円かかる治療を数千円でやらなければいけないこともあり、そのため多くの歯科医が悲鳴をあげています)
ウイリーの父親は「お菓子は虫歯の素、チョコレートなんて時間の無駄だ」といってハロウィンのお菓子を暖炉になげこんでしまいます。
息子がチョコラティエになるといいだしたときは
「お前の帰る家はない」と見捨てて、本当に家ごと消えてしまいます。
そしてウィリーはお菓子を全否定する父親に反発して家出をし、お菓子工場を建設します
歯科医の父親は本当に厳格で虐待に近いしつけをしたことで、それがウィリーのトラウマになってしまいました。
ただ本編の最後には、ずーーーっと離れていて見た目の変わって息子のことが誰なのかはじめはわからなかったのに、口の中をみただけで「ウィリーか?」と気がつきます。
父は心の中では息子をすごく愛していたんですね
その堅い父親像は、歯科医という職業のアメリカでのイメージの一つといってもいいのかもしれません。
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