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ここが変だよ、日本人(歯科編)

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先進国の中(中国は先進国なのかどうか、最近わからないので含まないとして・・)で、日本ほどむし歯や歯周病の多い国民はいないといわれます。

これをよんでいる方で

むし歯があるけど、痛くないからまっいっか!とか、

歯科検診には随分いってないなあ!とか、

かぶせがとれたままだけど、めんどくさいからそのままにしてる とか、

治療途中の歯があって中断してる、とか、

歯医者は高いからいかない!

・・・・・・なんて方、まさかいませんよね!(笑)

 

これかなり危険ですよ。欧米人ではこんなことはまずありえません。ご存知のとおりアメリカで検診をうけようとすると、簡単なことでも1万円はすぐに超えます。それなのに彼らは年2~3回の検診はかかしません。

むし歯がすすんだり、大きい治療になると、多額の費用がかかってしまうことがその理由の一つです。

ちなみに日本人の年間平均の歯科治療にかけるお金はいくらだと思いますか?

1人約40000円だそうです。

おそらく「そんなに使ってないよ!」と答える方は多いでしょう。でも、年間0円の人もいれば、年間300万円の人もいるわけです。

矯正治療をしたら総額で100万円くらいかかる人はざらです。

人工歯根のインプラント・・・これは、きちんとした、まともなインプラントの治療であれば、1本30万円から50万円くらいかかります。

日本人ならこの値段を聞いて「えっ、た、高い!」って思うかもしれません。

でも今年間に歯科にかける費用が0円の方、そういう方が間違いなく将来、インプラントが必要になって200万、300万かけないと食べれなくなるわけなんです。

それほどお金をかける方は、お金持ちの方ばかりではないんです。

60歳で歯が1本もなくて、毎日のほとんどの食事が流動食に近かったらどうでしょう?

人が幸せに一生をとげられるには、死ぬ前に煎餅を食べたり、イカのお刺身を食べられることだと思いんです。

90歳になったとき、どんな欲があるでしょうか?

ベンツに乗りたいと思うのでしょうか?

ダイヤがほしいと思うでしょうか?

 

そう考えたとき、食欲ががみたされるということがどれだけ大切なことか・・・。

だから裕福ではなくても、もう一度たべれるようになりたいと思って、費用をかけてインプラントなどの高額治療を希望する方が多いのです。

1本30万円~50万円もするインプラント。この治療をする方は日本だけで年間、数十万人いらっしゃいます。(ひとりあたりの平均本数は2本くらい。平成13年度統計)

なにがいいたいかというと、

欧米人のようにまめに定期健診をうけて、いけば日本なら保険をつかえば、歯石をとったり、クリーングをしても年2~3回でせいぜい8000円から1万5000円程度。

まあ1万円だとして30年で30万円。1日あたりに換算すると30円程度ですよ!

 

インプラントをする方というのは30年でインプラント1本分の値段ということはなく、その他のむし歯の治療や歯周病の治療もしていくわけですね。

インプラントを10本いれる人だってめずらしくはありません。

定期健診をうけている人とくらべると、定期健診をうけない人は、10倍~20倍、30倍の費用をかけないと、最後に煎餅をたべて死にたい!ということは夢のまた夢になってしまうわけです。

 

ちなみに歯の根の治療をするのに日本なら6000円程度(約5~6回)ですが、

アメリカでは平均11万円もかかります。

アメリカ人はむし歯なんかつくってしまうとおそろしくお金がかかるので敏感ですし、まず歯がきたない人を美として認めないんです。

オバマさんの前歯がむし歯だったままなら、彼は絶対大統領に当選しません。

むし歯や歯周病のひどい人は会社では出世できないでしょう。(アメリカでは歯が悪いと、知的レベルや生活レベルが低いとおもわれているんですね。)

歯科にいくのはメンドーだ!とか、痛くないからいかなくてもいいや!っていうのじゃなくて、

定期的にメンテナンスすれば

1日30円でむし歯知らず、いれば知らず!死ぬ前にアワビの刺身が食べられます。

 

1日30円をおしむと、

将来、入れ歯で毎日おかゆの食生活。インプラントでかめるようになるけれど、費用は外車1台分かかっちゃった!ということになります。

月に換算して900円。10分散髪でも1000円はかかります。

 

私なら、アワビのお刺身や、よっちゃんいかが食べられるような(笑)、最期をむかえたいなあと思います。皆さんはどうですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。