カレーとラーメン
最近、私の中でちょっとしたカレーブーム。
この話,
よくするのですが、カレーって不思議な食べ物。(ブログで書いたかな?)
日本3大不思議な食べ物のベスト3に、カレーとラーメンははいりますね(私の中で)
日本料理と言えば、寿司、天ぷら、懐石など数あれど、日本人が1日に消費するカレーとラーメンをたした総数はどの料理にもはるかに勝るのではないでしょうか。
ラーメンは今や中国料理ではありません。日本の料理です。
カレーにしてもしかり。インド料理ではなく日本の料理です。
ラーメンがなぜ不思議な料理かといいますと、日本ではじめて食べた人が水戸黄門様だから、
・・ではなく、ラーメンの定義がかなりあいまいで漠然としたものだからです。
ちゃんぽんや、そば、うどん、寿司などなら、おおまかな分類では形も味もきまっています。
しかし、ラーメンってスープが、醤油でも味噌でもカレーでもミルクでも、
とにかく温かいスープに中華麺が入っていて、作った人が「ウチではこれがラーメンだ!」といえばそれがラーメンになるわけです。
こんな料理はなかなかありません。中にはラーメンのスープにちゃんぽん麺をいれて、ちゃんぽんラーメンなんてのも!(どっちやねん!って)
定義がないのに、家では本格ラーメンを作るのはほぼ不可能です。
素人には勿論マネできませんが、どっかの一流シェフでさえも、行列のできるお店をつくることが難しい食べ物・・・・。
そういう意味でラーメンとは私にとって不思議な食べ物なのです。味も具材も様々で、(これぞラーメンという)レシピもきまっていないのに、料理名『ラーメン』。
カレーはというと、ラーメンと並ぶ国民食。
ラーメンとは違い、ほぼこれがカレーという形があります。
インドではほぼ毎日カレーを食べてられているといいます。(マックもカレー味)
(カレーと一言で言っても、インドでは毎回全く別の料理として毎日食べているらしいですが)
日本では黄色い香辛料(ウコン?ターメリック?)の入ったスープに具材をまぜ、煮込んでごはんにかけたもの、がカレーですよね。
日本各地にカレー屋さんはたくさんあります。・・・が、これは必ずしもお店が一番おいしいというわけではなく、キャンプのカレー、給食のカレーなどもおいしいですよね。
お店のカレーはすごくおいしいけれど、一番うまいのは昔ながらの母親のカレー!なんてって人も多いんじゃないでしょうか。外食産業やプロが、素人の作った味に勝てないことも多い料理。
そういう意味ではこれも不思議な食べ物。
なんだかわかりにくいので、まとめますと・・・
ラーメン 自宅ではつくれない(インスタントは別)
他の料理で一流のシェフでもこの業界では成功しにくい
味に決まりはない
具材にもきまりがない
親父が頑固なお店で怒られても、人気店なら客は我慢ができる
店がきたなくても味が良ければ店ははやる(汚いほうがうまい店という噂もあります)
カレー 具材の基本にはほぼ統一性がある。
お店で食べるカレーはおいしい
しかしキャンプのカレー、給食のカレーは時にはお店よりおいしい
さらに、自分のうちのカレーは特別な存在である。
お店のような味に仕上げることも結構可能。
・・・・ラーメンもカレーも、3つ星のお店で修業した料理人だからといって、人気のお店になれるかどうかわからない食べ物なのです。福岡に住んでいた時フレンチの有名シェフがつくった豚骨ラーメン店ができましたが、すぐ消えちゃいました。
おいしいラーメンを新たに開発することは、発明品、特許商品をつくることに近く、ある種の才能のような気がします。
カレーはおふくろの味のように、記憶にや経験によってある程度自分の好みが定着しているかもしれません。いつまでも忘れられない特別なカレーが皆それぞれにあるんじゃないですか?
なんだか、長文になってしまい、自分でも何いってるのかわからなくなってきました(汗)ラーメンもカレーもB級グルメといいながら、ものすごーーーく奥が深いたべものなんですね。
不思議なたべものって感じるの私だけ??
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