飲食店経営者展示会
13日の水曜日、熊本のグランメッセで飲食業関係者の展示ショーがあったので、行ってきました。
私、もちろん飲食関係ではないのですが、知り合いがいまして同行させていただいた次第。
治療の技術はセミナーや日頃の診療、学会などで学びます。
しかしながらそれ以外の部分では、異業種に学ぶことの方が多いと私は思っています。特に飲食業界というのは普段の生活でもっとも身近なサービス業ですので、ヒントがいっぱい。
・・・ということで、飲食業ではない私が、飲食業展示会にいってきたのです(あくまで勉強のため,
笑)
会場はお客さんがたくさん。料理本や、キッチングッズ、機械、食材などさまざま展示してあります。
素人ながら興味津々でみていたのですが、ある意味ショッキングでした。
もう料理人っていらなくなるんじゃないか?って。
昔あるお寿司やさんからいわれたことを思い出しました。
「ウチは塩と醤油以外すべて手作りです」
そう言われて素人の私は
「手作りって当たり前じゃないの?」
って心のなかでブツブツ・・・・・。
でも、私知らなかったんですが、飲食店ですべて手作りのお店なんてほとんどないんだそうです。
(ここでいうすべてというのは、肉や魚、野菜、基本調味料などは含みません)
たとえばパスタだってトマトソースは缶詰だったり、居酒屋ででるメニューも温めるだけのものも多いらしい。いかにも手作りっていうものだって、材料を器械に入れさえすれば、石窯ピザや、デザート、うどんにパン、中華となんでもできちゃうんですね。しかもへたな料理人がつくるよりおいしいから、よほどの腕がないかぎり、すべてを手作りする必要がないわけです。
すべてを手作りするということが、いかに大変なことかわかっているつもりです。スープや出汁をとるのに数時間~数日かかっても、そういう料理に1人10000円はらってくれるお客さんは宮崎にはそうそういないでしょうから、手間暇考えたら確かに
「やってらんない!」ってなるでしょうね。
まあおいしければいいわけで、お客さんに安く提供することができるなら、こういうのもアリかも!と納得してしまいます。
・・・・ですが、やはりそうはいっても、100年後もっともっと進化すると料理人はいらなくなるんじゃないだろうか?と危惧してしまいました。
50センチくらいのオマールエビ↓
はじめてみたウズラと鳩のヌード(汗)ちょっとグロテスク
有名らしいパテェシエさん。「カスタードは手でつくらなくても器械でよりおいしく簡単にできます!」・・・高額の器械さえあれば私でも出来そう↓
まるでキッチンスタジアム↓
きれいなデザート類ですが、食べるためにおいているのではありません。たべてもおそらくすごーーーくおいしいのでしょうが、これ実はショーケースのLEDの照明のコーナー。
「照明がいいとおいしそうにみえるでしょ!」っていう意味です。↓
パンは器械でつくってもできますよ!というもの。↓
日進月歩の今、これから器械はどのくらいまで一流シェフに近づいていくのか・・・・。
ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。