1.   
  2.   
  3.   
  4. 歯科セミナー:宮崎インプラント研究会     CGF

歯科セミナー:宮崎インプラント研究会     CGF

npimage

 

第3火曜日は宮崎インプラント研究会の例会。

 

この日は黄先生をおよびして、CGFというものの勉強。

歯科界にも流行とか、ブームみたいなものがあります。医療は日進月歩ですから、次々と新しい材料や技術が発表されます。3か月前、すごくいいよ!と言われていたものが、「あれは悪いものだった!」と否定されることもしばしば。

あっという間にすたれてしまうものも少なくありません。

 近年業界でブームになったもの・・・・・。

数年前なら、歯科用CTとか、顕微鏡をつかったマイクロ治療、

 

去年や一昨年なら、自費でやるプラスチックのつめもの(CR充填)

っていう感じ。

 

今年はCGFかな。

 

CGFっていうのは患者さんの血液を採取し、それを遠心分離器にかけると、試験管の中の血液が赤血球とか、血小板とかに分離するんですね。

IMG_1448.JPG

 

 

 

 

IMG_1449.JPG 

そこからフィブリンという血液の凝固(固まること)に関係するたんぱく質をとりだすんです。

 

IMG_1450.JPG 

そのゲル状になったフィブリンを、歯科の治療でつかうわけです。

 

 

 

 

IMG_1451.JPG 

たとえば、人工歯根であるインプラントをしようとしても、骨がなかったらできません。

その部分に骨をつくる成分の凝縮したものをいれて、骨ができればインプラントが可能なんです。

 

 

インプラントをやるうえで、いつも課題になるのが骨。いままで人工の骨や牛の成分、人間の死体からとった成分を試行錯誤の上、使用してきましたが、やはり自分のものが一番。

 

今までも自分の骨を採取して移植することはよくありましたが、腰からとったり、下あごの先からとったり・・・・・・・・やっぱり患者さんのストレスは多いわけです。

 

CGFがパーフェクトなわけではないようですが、数年前からすると画期的なことなんですね。

 

歯科の世界もどんどんすすんでいますよ!!

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。