総入れ歯実習セミナーinくにた歯科
今日朝はやく起きて、金環日食のスタンバイしていたんですが、宮崎は曇り。くっそー!!
日曜日、宮崎市内、アクアの近くの、くにた歯科さんでの研修にいってきました。
くにた歯科さん、今は若先生がメイン(20代後半??)で診療をやっておられます。ご近所でも評判のイケメン独身歯科医師。
現在今の診療室の裏に新しいクリニックを建築中です。うっすら見えましたが、かなりおしゃれで豪華なつくりらしい。自宅兼用みたいですが、200坪以上の広さ。あの場所でそんな広さって・・・・・、すごい。
今回の研修は、総入れ歯の分野では日本で最も有名な先生といっても過言ではない、千葉で開業しておられる村岡秀明先生。
歯を失ったときに、インプラントはかなり有効な手段なんですが、入れ歯というのは決して消えてしまうものではありません。
近年歯科業界は『エビデンス、エビデンス!』といって、学問的裏付け、そして理論、根拠の明確な背景のもとに治療をすることがあたりまえとなっています。その裏付けがない治療をまるで我流のようにやってもうまくいかないわけです。
しかし、村上先生はおっしゃいます。「エビデンスもいいけれど、歯医者は手がうごいてナンボでしょ!」って。
総入れ歯に関していうと、いくら模型で練習したり、講義を聞いても、実際に患者さんにさわって数をこなさなかったらうまくならないんですね。
インプラントやむし歯、歯周病、外科などは開業してもそのスキルをどんどん習得できるんですが、総入れ歯は勤務医のときにある程度接してないと、かなり難しいですね。だから銀座のような入れ歯率の低い地域で勤務して、いきなり田舎で開業してしまうと実はすごく苦労してしまいます。
・・・・・ってことで、今回は実際の患者さんにきていただいて、入れ歯の製作の実習です。(外科はオペ見学実習ってのもときどきありますが、入れ歯のこういう実習は結構レア。
まるで大学の学生に囲まれるように、参加者に囲まれる患者さん。いい気持ちはしないでしょうけど、村岡先生に総入れ歯をつくってもらえるなら、すごくラッキーなはず。うっとおしかったでしょうが、交代に患者さんの口の中を触らせていただき、指の感覚を確認。
↓入れ歯の患者さん。・・・・・ではなく、実験台のM先生。
おふざけでドジョウすくいの練習をしているわけではありません(笑)
10時から16時まで、患者さんにお付き合いいただき、総入れ歯の製作工程を学びました。うん、今日からの診療にいかせそう!
村岡先生、技術は勿論すごいのですが、実はお人柄がすばらしい!江戸っ子って感じ。
口調は立川談志さんの毒舌をなくして(時々毒舌もあり)、
ダジャレ満載。私たち若手にも低姿勢。最近流行りの『例えツッコミ』は、この先生が元祖かも!と思ってしまう例え上手。
写真とっていただき、
本にサインしていただいたら、イラスト付きでした。お茶目な村岡先生でした(笑)
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