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昨今の歯科事情③インプラントを敵視した報道

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約1年前のNHKのクローズアップ現代という放送を期に、インプラントをやる先生が、悪人で、儲け主義で、インプラントは体に悪いなんていう情報ばかりが目立ってきました。

繰り返しますが、インプラントは正しく使えばものすごく良いもの!!これは間違いありません。

今日のネット情報を添付しました。まずこれを見てください↓

http://topics.jp.msn.com/wadai/j-cast/article.aspx?articleid=1544960

 

基本的にこのブログでは、誰かを中傷するようなことは書かないときめています。が、今回は言わせていただきたい。

 

結構あきれてしまいます。

まずね、「日本ではインプラントがやりにくくなってきたから、名医が海外で行くようになって日本でインプラントができなくなるかも」って?

そんなわけないですって。技術習得したいから、海外の研修や学会に参加したり留学するというのはよくあります。が、日本は儲からなくなったから海外にいく!なんて歯科医、まずいないと思いますよ。あーーー、くだらない。

それからね、クローズアップ現代が放送される前、東京のある有名な先生のところにNHKから取材がきて「インプラントは金儲けのためにやっていると証言してくれませんか?」と取材協力の依頼が来たらしいです。

視聴率を稼ぐために筋書きができたうえでの番組ですね。

 

「国民生活センターに、インプラントの相談がきて年ごとにどんどん増えている。10年度が82件、11年度が101件」ですって。

年間どのくらいのインプラントが日本で使われて、何人くらいの方が手術を受けていると思いますか?2010年度で約60万本ですよ。ろくじゅうまんぼん!!!

一人平均は2本程度といいますから、30万人くらいが1年間でインプラントをした計算になります。

そりゃあ、医療ですから時にはうまくいかなかったケースもあるでしょう。でも30万人のうちの101件って・・・。勿論相談していないひともいるわけですが、トラブルなどの数字をデータとってみると、学会では3%以下だとされています。

 

では、最後に諸外国でインプラントの使用比率を見てみましょう↓見にくいので写真をクリックしてください。

IMG_2495[1].JPG

 

これをみるとインプラントは特殊な治療ではなく、むし歯治療や歯周病の治療のような常識的な治療になりつつあるということがわかるのではないでしょうか?

 

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。