テレビも大変だなあ②
某航空会社のCMにクレームがつき、CM解禁後すぐきえていきました。
これね↓
http://www.youtube.com/watch?v=q-rOI54f6Vg
きっとこのCMをみて、不愉快になった日本人はほとんどいないのではないでしょうか?
爽やかな俳優の西島さんと、癒し系の芸人さんバカリズムさんの雰囲気に、むしろ好印象と思う人も日本人には多いのでは?と思うのです。
このCMの演出で言いたかったのは、ちょっとしたユーモアを交え『私たちの会社はもっとグローバルな存在になります』ということだったのでしょう。
それほど悪意があったわけではないと思います。
それどころか、日本人の謙虚さを表現しているとさえ感じてしまいます。
誰かに贈り物をするときに、「つまらないものですが・・・」という言葉。これは昔から外国人には理解のし難い言葉だと言われます。
日本人は昔から 欧米人に憧れました。
金髪で、瞳が青くてパッチリ、鼻が高くて、色が白くてetc・・・・・
胴長、短足、目が一重でというかつての日本人像は、今でも中高年の日本人にあるコンプレックスなのです。
そう鼻が高くて金髪で、背が高くて・・・というのはよく日本人が欧米人に使う褒め言葉なのです。
ところが実は「鼻が高い」という言葉は欧米の方にとって必ずしも褒め言葉ではないのです。
日本にきたある白人の留学生の女性が、人に会うたびおじいちゃんおばあちゃんまでもが
「まあ鼻が高いわねーー」というので毎回不愉快になったそうです。
「どうして日本人は私が嫌な欠点である鼻のことを指摘するの???」と。
鼻が高いことは美しいことだと思っている日本人は、褒める意味で
「まあ、鼻が高くて素敵だわ!私なんで鼻ぺちゃで・・・」と言ってるんです。
これは日本人の完全なる勘違い。
世界にはいろんなひとがいて色々な習慣、考え方があります。
タイにいって子供の頭を撫でるのは、無礼極まりないとされています。
アフリカでは細身の人より、太めの女性の方が美しいといわれます。
韓国ではおもてなしで出された料理をすべて食べると失礼にあたります。
日本人は誰かと親しくなると血液型を聞きます。血液型占いは日本人が考えたものであり、外国人は全く興味はありません。むしろ血液型で人を判断しようとしたら、差別とおもわれる場合もあります。
外国人を模倣したジョークは数多くありますが、これからはきっと自重しなければいけないのでしょうね。日本は国際社会のリーダー的存在ですから。
前回のブログの『明日ママが・・・』のものとはまったく性質が違いますが、
テレビ放送で表現するってほんと難しいですね。
ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。