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しらないうちに使っている失礼な言葉

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浦和レッズのサポーターが、横断幕に「Japanese only」と書いたことが、Jリーグで大きな問題となりました。

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レッズはこのせいで損害1億円以上になったとか。

 

書いたサポーターはそれほど深い意味でかいたわけではなかったようですが、世間では人種差別としてとりあげられました。

 

日本は島国で、ほぼ単一民族(琉球やアイヌの方がいますけど)のせいで、日本人の考える一般常識というものをはずれることを嫌い、排除する傾向が昔からありました。

また、日本人の考えることは、日本国民であれば当然のごとく理解しているものと勝手に思っています。

良くいうと、『空気を読める』ということになります。

 

日本人の常識は世界の常識ではありません。むしろ世界の非常識の事の方が多いのです。

しかしながら今日ではテレビやインターネットの普及で世界の人々への考え方も理解できるようになりましたし、偏見も少なくなりました。

 

とはいっても、外国人と接することがすくない日本人は、まだまだ知らないうちに外国人にたいして、失礼な言動をしてしまうことが多いのです。

 

褒めようとして「鼻が高いわねーー」というのも注意して使うべき。

昔、黒人の友人に周囲がジョークで「今日も黒いねーーー」なんて言っていましたが、いくら友人でも本当なら殴られてもおかしくないまさに ブラックジョーク

 

多くのひとが普通に使っているけど、やめなければいけない日本語

『外人(ガイジン)』っていう言い方。

 

これほんと、外国の人にとって失礼な言い回し。

 

日本人って、東アジアの人に対しては、その国の名前で呼びます。中国人とか、韓国人とか。

アフリカ系の人に対しては、『あの黒人』という言い方をします。

その他の白人は、『ガイジン』と呼びます。

個人的には、黒人という言い方が、いいのかどうかわかりません。国際的にはブラックではなく、アフリカンナアメリカン( アフリカ系アメリカ人)みたいにいうことも多いですよね。どうなんでしょう?

外国人に 対しては

正しくは『外国人』とか『外国の方』とよばないといけません。『ガイジンさん』ならまだギリギリセーフかもしれませんが。

 

ロックスターのスティングの名曲『イングリッシュマン イン  ニューヨーク』

ってしっていますか?

http://www.youtube.com/watch?v=d27gTrPPAyk

 

 

 

この歌詞はこんなの↓

 

See me walking down Fifth Avenue
A walking cane here at my side
I take it everywhere I walk
I’m an Englishman in New York

I’m an alien I’m a legal alien
I’m an Englishman in New York
I’m an alien I’m a legal alien
I’m an Englishman in New York

 

alienを日本語に訳すと、この場合外国人を意味しています。

太線部は『私は外国人、法で許された外国人』という意味ですね。

 

しかし、『ガイジン、法で許されたガイジン 』っていう方が近い気がします。 外国人ではなく、ガイジン。

スティングが自虐的な意味でalienと表現しているんだと思います。

外国人なら Foreigner と英語で表現されるべきですが、ここではalien(エイリアン)

と書いています。

 

alienとは、映画で有名になったので、化物みたいなイメージでつかわれていますが、そもそもは

外の人、外部のもの、みたいな意味を持ちます。

 

つまり、外国人とはForeignerのことで、

ガイジンっていうのはalienっていう意味に近いので、とうの外国人にとっては違和感があるのです。

 

差別用語になる可能性があるので、注意しなければいけませんね。

 

 

追記: イングリッシュマン イン ニューヨークは、ニューヨークでのイギリス人の孤独を歌詞にしていますが、本当の意味は、ゲイの孤独を歌ったものらしい。真偽はさだかではありませんが。

ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。