デパ地下でのお父さんの生態
いつも思うことなのですが。
12月の29日すぎてくると、デパートの地下は家族連れ、とくにお父さん込の家族連れが増えますね。
年末なので、正月の準備のために食品売り場が混雑します。
お母さんはおせちや雑煮などの準備がありますから、大忙し。普段買わないような高級食材でもこの時ばかりは、ばんばん売れていきますね。
家族と離れたお父さんは、高級食材の品定めをしているのですが、購入するつもりがないお父さんと、買うつもりのあるお父さんの姿が対照的。
買う気があるけど考え中のお父さんは、姿勢はちょっと傾き加減で腕を組み、口を尖らせて悩んでいる風な格好。中尾彬さんの考え中の姿とか、踊る大捜査線の柳葉さんみたいな感じ。
一方、買う気のないお父さん。
これは確実に少し猫背気味に、手を後ろで組んでいます。これは高額な器や美術品の展示会を見ている時もそうなのですが、きっと手を後ろにまわすことで、まちがって展示物に触れてしまい壊してしまうことから回避しようとする人間心理と、「俺には買えんぞ!」という『お手上げ』の意味を持つ無意識の行動ではないでしょうか。
デパ地下においても、猫背で手を後ろに組み、更には口は「ほーー」という形にし、多少小刻みに頷きながら歩いています。たまに試食。
こういう時のお父さんに「これ買おう!」という自己決定権は認められていません。
お店の人に説得されると「ママ(奥さん)に聞いてくる」と相談に行くのですが、
「そんなもんいらん!」と大概拒否されてしまいます。
買いたいと思っても結局財布を握っている奥様の鶴の一声で決まりますので、
お父さん方は「お手上げ」ならず「お手後ろ」でいるしかないのだなあ
ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。