糖尿病と歯科①
宮崎市は、行政のかかわる歯科検診に 血糖値の測定をやっています。
これは日本ではじめてのことで、とても画期的なことだと思います。
歯科でなぜ?と思いませんか?
実は、糖尿病と歯周病はきってもきりはなせない関係なんです。
日本人はもともと糖尿病にかかりやすい民族なのです。
アメリカに行ったことがあるかたはみたことあると思いますが、日本では考えられないような、おデブちゃんがたくさんいますよね。
日本であれほどの方はほぼ見かけません。
やはり食べているものが違うのです。体にわるい太るものばかり。
ただそんな食事を日本人がしても、あんなメガトン級のおデブちゃんにはならないのだそうです。
あんなになる前に、糖尿病などの病気を起こしてしまい、病気でやせていくからなのだそうです。
つまり、アメリカ人と、日本人の内臓機能は、 F-1と軽自動車のエンジンの違いくらい違うということです。
だからアメリカ人はあんなに太っている人が存在するんです。どんどん太れるボディの持ち主(もちろん病気になりますよ)
(世界には、飢えに苦しんでいる人と同じくらい、肥満症の人がいるらしく、なんだかねーー)
歯周病は 糖尿病の6番目の合併症といわれています。歯科医であれば、歯周病が血糖値をあげる可能性があることは誰でもしっています。
しかし、歯周病は糖尿病以外の病気にも関係していることはもはや否定はできません。
血液検査をするとCRPというものがわかります。C反応性タンパクの略号です。
これは体に炎症があるときに上昇します。
CRPが高いと心筋梗塞になるので、病院では入院をすすめられることもあるのだそうです。CRPの上昇は死につながる重大な問題です。
歯周病がひどくなると、このCRPが上昇するんです。
歯周病がひどい人にとって、高い血糖値が活性化(まさに触媒のようなもの)の原因となり、さらにCRPの上昇の原因となります。
つまり、このことは歯周病が、糖尿病は当然のこと全身の病気に影響をあたえるということなのです。
・・・・・つづく
追記:
私には鹿児島県知事と バラエティで人気の「はい!論破」の俳優さんが同一人物にしかみえない件。
↑鹿児島県知事
↓「はい!論破」のイヤミ課長
もう似すぎ
ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。