歯科医療は命を救う医療 ネコの会IN神戸
昔のお医者さんは、歯医者なんて医療じゃないと言っていました。
私の親より上の世代の方ですね。
歯科ではなく医科の中でも生き死にに関係が遠い科は、医療じゃないなんて昔は言われていたのです。
いまだに歯科はそういう風に思われている部分がどこかにあります。
それは歯科医の仕事というのが、穴掘ってうめる。なんかあったら自費の高いものをすすめて金儲けしようとしている。そんな風に誤解されているからです。(※前もいいましたが、日本で保険で認められている治療は、歯科の場合多くの部分でまともな治療が受けれません。だから日本人は先進国のなかでも特に歯が悪いんです。)
そんな中、私が近年とても興味をもっている分野の一つが、歯科医療を通じた『食育』です。
この分野、いくら私が患者さんにエネルギーを使っても、正直全くお金になりませんし、儲かりません。
でも、人間が生きていくうえで国語や算数、スポーツ教室などよりはるかに大切なもの、もしかしたら世の中で一番重要な教育分野なのではないか?と私は思うのです。
先週末、公衆衛生の学会、通称ネコの会に出席するため、神戸に行ってきました。(生涯初神戸)
この学会、インターネットで募集開始して、わずか3日で200名以上の希望者が集まり、キャンセル待ちが多数となり早々に締め切りとなりました。歯科会でこんな人気アイドル並みの競争率になる学会は他にはありません。
ここには 歯科医師 歯科衛生士をはじめ、保育士や内科医 産婦人科医 学校関係者などさまざまな人たちが集まります。
講師陣も、あいうべ体操の今井先生や、弁当の日考案者の竹下先生、ためしてガッテンの元ディレクターの北折氏など、すごく有名な方たちばかり。
口から食べることがいかに大切か、食育がいかに大切か、笑うことがいかに免疫力をたかめるか、口の機能のトレーニングがいかに大切かなど面白い講義がたくさん。
それから医者からも半分見捨てられたような寝たきりの高齢者の歯を治し、流動食から普通食に変えたことで元気になり天寿を全うするその直前まで自分が食べたいものを食べることができた症例も数多く報告されています。
まさに「命」の授業
会場は一日中笑いあり 涙ありで大盛り上がりでした。
これらの講義を聞けば、
「歯科医療は、医療じゃない」なんていってた方たちもきっとこう思うはず
「歯科医は命をすくう職業」だって
はい、
おまけ↓
食育はとても大事
ってことで、食の勉強も!
宮崎では食べれないものをご当地でたべる大切なお勉強 (笑)
初神戸で、「神戸NO1の店」に認定!!かなりおすすめのお店です。
ブログを書きはじめて10年以上経ちました。プライベートな事や歯科治療・地域の話題など、書いた当時は一般的だった内容や表現が今では適切ではないものもございます。過去の記事をご覧になる際は予めご了承ください。