インプラントと釣り道具(ルアー)の意外な?類似点
こんにちは アクア歯科副院長の小坂(弟)です。
歯科医療も日々進歩していますが、私の趣味でもある釣り道具にも日々進化が見られます。
私は船に乗って釣るルアー(疑似餌)釣りが好きなのですが、歯が無くなった所に入れるインプラントと、ルアーの素材は実は
どちらも金属から出来ています。
ルアーの起源はウソか本当かはわかりませんが食器のスプーンと言われています。
ある日、旅人が湖のほとりで食事をしていたら誤って、食器のスプーンを湖に落としてしまいました。
スプーンがユラユラ沈んで行くとスプーンめがけてなんとマスが襲い掛かったそうです。
スプーンとキラキラ光る小魚を間違えて食べてしまったみたいですね!
これをヒントに作られたのが金属に針を付けたルアーの始まりと言われています
実際に スプーンというルアーが有るくらいです。
ちなみに多くは 鉛で出来ており、安価で加工しやすいなどの利点があるようです。
一応この話がルアーの起源といわれています。
ではインプラントの起源はというと…
チタンと骨の結合の発見
現在のインプラント治療の礎の発見は、偶然によるものでした。 1952年にスウェーデンの学者であるブローネマルク教授(1929年~)は、研究のため、ウサギの骨にチタン製器具を埋め込んだ実験を行っていました。研究終了後に埋め込んだ器具を取ろうとしたところ、
骨としっかりと結合し、取り出すことができませんでした。
これに気付いたブローネマルク教授は、この現象について研究を進め、骨とチタンが
アレルギー反応を起こす事無く結合する事を発見し、現在の医療に用いられるようになりました。
ただ、チタンは軽く、加工しやすいのですが、インプラントで使用される純チタンは貴重で、研究費用も膨大なため、インプラント本体の販売価格は、かなり高価なのが現実です。
このように医療の世界では、日々思いもしないような治療法が生み出されているのです。
では釣りの世界ではどのような進歩がされているのでしょうか?
僕たちが使用するルアー(疑似餌)では最近、タングステンという金属が注目されてきました。
(普通は鉛とか木とかゴムとか使って作ります・・・)
タングステンは比重(つまり重さ)が他の金属よりも重く(金と類似)、とても硬いのが特徴です。(やはり高価!!)
そこで重い性質を利用して、鉛よりも早く海底に沈むルアーとしてタングステンルアーが開発されたのです。
僕もこのルアーで何匹も釣らせていただきました!(お魚にとっては迷惑なはなしですが・・・)
インプラントもルアーも偶然から発見された物で、しかも金属から出来ているという共通点があったんですね!
結局、釣りもインプラントも材質は大切ですね~!!
もちろん腕はもっと重要ですけど( ̄◇ ̄;)
以上、インプラントと釣りのルアーの類似点??でした!
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました!
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